ギャラリー自己満族 第1回

イラストレーター

 北見 隆

    

本名 北見 隆。1952年生まれ 武蔵美術大学 視覚伝達デザイン卒。漫画研究会、イラスト研究会在籍。卒業後デザイン製作会社に一時勤めるも、すぐフリーとなり、今に至る。赤川次郎著三毛猫ホームズシリーズ等、本の装画を多く手掛ける。90年程からオブジェ作品の製作も行うようになる。

97年 プラチスバラ世界絵本原画ビエンナーレ「金のリンゴ賞」受賞

氏は年に2,3 回伊勢丹等で個展をおこなっている。新しいスケジュールが分かり次第お知らせします。 

           

レポート 佐藤

 10月の暮れに近い氷雨の晩、北見氏のアトリエを訪れる。以前訪れたアトリエの跡地をかいま見ながら立っていると 氏はわざわざむかえに来てくれた。今は高田馬場の茶道会館に隣接するマンションの一室にそれはある。中では11月に銀座のTEPUCOで行われる個展用の作品製作にいそしんでいた。

それにしても北見氏の作品について描こうすると、ほとんどどこかの雑誌の転載文になってしまう。氏は自分の作品について饒舌に語るタイプじゃない。照れ屋な性格じゃないのもよく知ってる。もっと面白いネタ、いろいろもってるのだ。会って話をするならそっちのほうが楽しいに決まってる。氏の趣味の多才さ、ユニークさは ほんとに尊敬に値する。氏は古い漫画の蔵書家でも有名。しかし旧アトリエの小火のさい一部が失われてしまったとか。これは茶道会館正倉院の焼失としてオタク界の歴史にのこるであろう。いつか残りの御物の陰干しのさい、レポートしたい。今、氏の行き着けのショップは恵比須のMr.CRAFT。そこで米国製のある種の造形物を集めている。これが私なんかにゃたまらん代物なのだ。全くあなどれない。


  • 2D作品へ / 3D作品へ 


  •  御意見/所感を回覧ノートに描いて下さい。丸木戸先生も「おこらないから」といってます。

     HOME